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コミュニケーション美人とは

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「断るときは3度にわたって言え」

 私は、生まれも育ちも両親も生粋の京都人です。京都人といえば表ではいい顔をして裏では何を考えているのかわからないといわれることが多いのですが、反論は一旦棚上げしておくとして、とかくはっきりしない、グレーな表現をする人たちとして有名です。

 そんな京都人気質を表すものとして「断るときは3度にわたって言う」という暗黙の文化が存在しています。例えば知人から遊びの誘いを受けたけれどもその日は予定があって、いい返事ができそうにないということがあったとしましょう。

 京都の人はどうやってそれを断るかというと、1回目は「ほんまぁ、誘ってくれてありがとう!予定調整してみるわ」と前向きな反応をします。それから時間をあけて2回目「今調整中やねんけど、ちょっと、難しいかもしれへんわ」と、ダメになる可能性をほのめかします。そして3回目「やっぱりちょっと難しいわ、ごめんな、せっかく誘ってくれはったのに。また誘って」とここでやっと断りの言葉を入れるのです。

プロセスを分解すると・・・

プロセスを分解しますと、誘ってくれた相手への感謝の気持ちを表すとともに、徐々に受け入れの土壌を作っていき、断るというネガティブな回答にもかかわらず代替案を提示することでポジティブな終わり方をする、という流れになります。

コミュニケーション美人とは

なんと京都の人は回りくどいと思われた方もいらっしゃるでしょう(笑)。ところが、先日とある雑誌でこんな記事を読みました。コミュニケーション美人特集といった内容で、「上司や取引先の方から飲みに誘われたけれどどうも乗り気がしないときの賢い断り方」というもの。返事に「すいません、今日は無理なんです」と言ってしまうのは美人点50点。100点の回答は「お誘いありがとうございます(相手を受け入れる)、せっかくお声掛けいただいたのですが今日はあいにく都合が悪くて(本論:断る)、明日だったら喜んで(代替案)」と答えることだ、とありました。


 この回答は多少オーバーな気がしますが、人は、自分の意見を頭から否定されることをとても嫌だと感じる生き物です。どんなに正論でも、自分の発言を受け入れ手もらえないと感じた時点で相手が言ったその言葉を聴く耳を持てなくなってしまうものです。だから、自分は反対意見でも「あなたのことは受け入れます」という態度、姿勢があってはじめて自分の意見を受け入れてもらえるということは知っておいて損はありません。

 
さて、私が冒頭に上げた京都人的な断り方。なにか通じるところがあるとは思いませんか。コミュニケーション力をつけよう!と雑誌や書籍で声高に叫ばれていますが、私たち日本人はもうずいぶん昔から、効果的なコミュニケーションスタイルをもともと身につけていたのではないでしょうか?と私は思うのです。皆様はどう思われますか。

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